•     
  •     
  •     
  •     
  •     
  •     


生理食塩水バッグ除去

<大阪・40代・元美容外科カウンセラー>
生理食塩水バッグが損傷した場合はいったいどうなるのか?

シリコンを用いた乳房増強が今は主流であるが、シリコーンバッグが主流になる前は、生理食塩水による乳房増強であった。そうした背景から、すでに何年もの間生理食塩水バッグが胸の中に残ったままという人が多いです。
生食バッグは耐久度に難ありと言われていて、大体10年前後経過すると劣化して損傷するケースが多数報告されています。

生理食塩水が入ったバッグの外膜は薄いシリコンで構成されています。挿入した後、はじめに空のバッグをコンパクトに折りたたんで腋下から体内に挿入し、それから生理食塩水を注入して膨らませるという外科的方法がとられるのですが、内容物が漏れたり外膜の破損が起こった場合はどうなってしまうのか?

生理食塩水そのものは人体にとって安全です。
そもそも生理食塩水は、人間の血液と同じ浸透圧に調整された代用血液で、もともとは人体に入れられる液体です。当然漏れたところで体内に吸収されるだけであり、副作用や後遺症など発生するはずもありません。
したがって、袋が破損したケーズであっても必ずしもすぐに取り除く必要はありませんが、可能な限り早急に生理食塩水バッグ除去手術を行うことが望ましいです。先延ばしにすればするほど癒着が進行したり拘縮がひどくなったりで除去が困難になり、また感染症のリスクを引き起こします。

生理食塩水バッグ除去のときは、腋窩・乳房の下端・乳輪下端のいずれかになるのが通常なのですが、傷跡ができるだけ残らないよう考慮した場合、腋窩から除去するのがベターでしょう。
同時に、体内にバッグが入っていた期間が長いほど、除去後の胸の表面はあたかも削り取られたかのような窪みができます。そのため生理食塩水バッグ除去と併せてコヒーシブシリコンやヒアルロン酸、コンデンスリッチ脂肪注入等の再豊胸を行い、減ったボリュームを埋め合わせることも多いです。または同様の乳房の拡大を同時に望む人もいます。その場合、私たちは抜去と再豊胸が同時に行われるわけですから、十分なスキルを持ちなおかつ皆さんの要望にマッチした施術を提案してくれる医師を探し出したいものです。

バッグが損傷する時は、左右同時に損傷することはほとんどありません。通常はどちらか片方が壊れるのが普通です。そうなったら乳房の左右バランスが不自然になってしまうのは明白ですが、このような場合に破れていない片側のみを抽出することも可能です。
なお生理食塩水バッグ除去は局所麻酔と静脈麻酔の元で通常行われるので痛みはそれほどではありません。
破損しているにもかかわらず生理食塩水バッグ除去をやらずに放置していると、被膜拘縮が進行し癒着が強くなりどんどん抜去が難しくなります。できるだけ早期にクリニックに相談し抜去に踏み切る方が傷跡も比較的小さくてすみます(乳房下端切開でもせいぜい約1.5cm)

※上記「生理食塩水バッグ除去」は読者の寄稿記事であり管理人はその内容を肯定・否定する立場にありません

  •     
  •     
  •     
  •     
  •     
  •