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オトガイ削り

<神奈川・40代・美容外科勤務/ブロガー>
顎骨の大きさを減少させる外科手術には、顎骨を削る手法(オトガイ削り)と顎骨を切断する方法があります。
切断手術の際には、骨を細くスライスした後に平滑になるように削り作業を行うために、切断と削り両方の操作が行われます。さらに切断された骨を再度接続する必要があるので、チタン板またはワイヤで固定する必要があります。
その点オトガイ削りでは機械を使って骨の表面を削りそれをならして小さくしていくだけなので、操作自体はとても簡単です。しかしオトガイ削りにはいくつか欠点や制限があります。
まずはカットするため顎骨全体を露出する必要があることです。特に短くしたいときは、オトガイの底骨につながっている筋肉のような柔らかい組織を必ず剥がす必要があります。ここが一度でも剥がれれば、オトガイの下端が緩んでたるみ・二重顎になってしまうのです。
次に削ることが可能な骨量の問題です。あまりにも削りすぎれば、骨の髄(骨髄)が露出します。それ自体はさほど深刻な問題ではありませんが、先ほど触れたおとがい下の筋肉が互いに付着すると、引き攣りやつっぱりが発生してしまいます。
これを防ぐには、骨の皮質全体(骨の表面の硬い部分)が消えない程度に削り量を減らすことが絶対に必要です。しかし、この骨皮質の厚さはわずか約5mmです(より薄い場所もあります)。この操作を安全に行おうとすると、顎の前面と側面を3〜4 mmだけ小さくするにとどめる必要があります。
つまりオトガイ削りは、顎先を少し小さくしたり、おとがいのバランスを調整したりするのに適してはいますが、顎全体のサイズや形に大きな変化を起こしたい人には適していません。

切断手術はいわゆる中抜きと呼ばれ、一般的には平行線の2か所を水平に切断し、中間部を落とすように引き出し、上部と下部を再接続する方法ですね。
当然のことながら、上下の骨のサイズに違いがあるので接続すると段差ができるため、なだらかにする削り操作を追加で行う必要があります。これは驚くほど厄介ですが、ここをいいかげんにしてしまうと美しい顎にはなりません。
縦方向に長いが前後の長さが短いタイプのあごは、下の骨片を少し前方にずらしたうえで前方の骨片に固定してください。これで一層シャープで鋭い顎に見えます。
この中抜き手術は、切断角度を変えたり、上下の骨切断ラインを変えたりすることによって、様々な形に対応できます。ここがオトガイ削りとの大きな違いです。
例えば幅が横に広い顎の場合、水平に切断する場所は1箇所のみであり、切断された下部骨を2箇所で垂直に切断し、それらの間の隙間を抜き取ります。この場合ももちろん接続した際段差が生じてしまうので、ならしてなめらかなラインにする必要があります。

顎を短くしたい方からは「オトガイ削りや顎中抜きで何ミリメートルほど短くなるのか」という質問がしばしば出ます。短くすることを希望する人にとって、どのくらいの長さ縮めることができるかはとても重要です。
オトガイ削りでは、骨皮質の厚さの範囲内でしか削れないので、約5mmと思っています。 (骨皮質の厚みには個人差もあります。)
それでは顎中抜きはどうでしょう?これにはいくつかの条件があります。
1つは、切り取られて残されるべき骨片の長さ、すなわち骨の下に残っている骨片の長さがくりぬかれていることです。中間部に少なくとも5mm残したいところです。(可能であれば、もう少し)
切断すると骨は設計ラインの周りに1〜2mmの幅でこすり落とされるので、実際に切断する線はあごの下端から少なくとも6mm離してください。
骨の断片が小さすぎるとプレートやワイヤーで固定するのが難しくなります。さらに、短くするだけでなく前進させる場合、骨の断片が小さいと、それをわずかに前に持っていくだけでこの骨の断片と上の骨の接触面がほとんどなくなりますから、ほとんど前に出すことはできません。
2つめは、歯の根元およびオトガイ神経からの距離の問題です。
切断ラインをあまりにも歯の根元に近づけすぎると歯が脱落する危険がありますので、歯根から5mm以上は離しておく必要があります。もっともオトガイ神経は歯の根よりも下方にあるため、この方が切断する限界線の尺度となります。
おとがい神経は下顎神経の枝であり下顎の下顎管を通した筋穴と呼ばれる穴から出てくるのです。この神経はしばしば穴を出る直前にこの出口よりも低い場所を通過するので、少なくともこの穴の約5mm下を切断しない限り、神経を切断する危険性があります。この神経が損傷すると下唇の感覚がおとがいから無くなってしまいます。
要約すると、中抜きの骨切りラインは、上端が筋骨格の穴の5mm下にあり、下の骨切断ラインが下顎の上の5mm上にあることを意味します。言い換えれば短くできる長さは、これら2つの線の間の距離に依存するということです。
顎が長い場合は、8mmから12mm短縮できます。しかし顎がそれほど長くない場合は、数ミリメートルしか出せません。したがって、手術前にX線を撮影し、神経伝達物質ニューロンの位置および下顎骨の全長を評価する必要があります。
この手術の前に撮影をしない診療所があると聞いたことがありますが、正確な診断と正確な適応を正確に行うためには、このような検査が不可欠です

以上、このページではオトガイ削り・中抜きについて触れてみました

※上記オトガイ削り・中抜きに関する文章は読者の寄稿記事のため、管理人は内容正誤については判断しかねます。

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