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下顎セットバック

<埼玉・20代・元美容外科勤務>
下顎4番目の歯を引き抜き、その根元まで骨切りを行いスペースを作った上で、前歯の部分と骨を一緒にまとめて後退させます。そして残った顎先の骨を削って調整を行います。
口の中を切開してこの一連の手順が行われるので、顔の表面に傷はまったく残ることはありません。
根本的に骨格から受け口を治療したい人や、噛み合わせだけでなくしゃくれたアゴを引っ込めたい人におすすめです。短期間での改善を望む人にも適しています

下顎セットバックは、下顎が前に突き出ている受け口やしゃくれで苦しむ人に適した治療方法です。下顎の4番目の歯(第1小臼歯)を抜き取り、歯茎および下の骨を切断します。そうして生じた空間に下顎を生えている6本の前歯を抜くことなくそのまま後退させて固定するやり方です。突き出た口元を引っ込めることができ、横から見たEラインがとても美しくなります。
大学病院などで行っている下顎を後退させる外科手術(SSROと呼ばれる)の場合、まず外科手術の約2年前から歯列矯正をやる必要があります。
また外科手術自体も下顎セットバックより負担が大きく、手術直後の2週間は顎の固定のためにワイヤーで上顎と下顎を固定する必要があります。その間に口を開けることができず、歯の間隙から流動食を注ぎ込むか、鼻孔から栄養分をチューブで供給するしかありません。
さらに手術後も約1年間歯列矯正が必要となり、治療期間は合計すると平均4〜5年かかってしまいます。
これに対して、下顎セットバックは約2〜3時間の施術で下顎を後退させることができ、食事も翌日から可能です。

下顎セットバックの利点
下顎で前歯が生えた箇所、つまり一部の骨だけに限定して後に動かすため、下顎全体を動かさなければならないSSROと比較して外科的損傷が少なくてすみます。
また、手術後でも奥歯の噛み合わせは変化しないので、動かされた前歯で噛まない限りは固形物の食事も十分可能です。

下顎セットバックの欠点
下前歯が上前歯から前方に8mm以上離れている場合や、上下の前歯が咬合していない場合の場合、下顎は左右に大きくずれる場合などは下顎セットバックでは不十分であり、大学病院ではSSROが必要です。
下顎セットバックで問題ないのか、それともカバーしきれない深刻な症状なのかは素人判断では難しいので、クリニックでカウンセリングを受けましょう。

なお下顎セットバックであっても、術後に歯科治療が必要となることもあります。
下顎セットバックでは、下前歯6個(第3〜第3)をひとまとめで後退させるので、3番と5番の歯の間に少し隙間ができます。
この隙間を治癒するためには手術後に歯科治療が必要で、セラミック製の歯をかぶせる方法ないしは歯列矯正治療があります。
セラミック歯による治療の場合は手術後早期に始めることができます。一方歯列矯正治療の場合、術後約半年から開始できます。仮に前歯の列を治したい場合は、左右の5番と6番の前歯を含む合計8つの治療を考慮してください。
手術後の歯科治療は経験とセンスが求められるため、正しく行える歯科医院は限られます。

下顎セットバックで顎は確実に後退しますが、顎の先端が出ていると感じるかもしれません。そこで顎先端を引っ込める手術を追加することもあります。
下顎セットバック単独でいいかそうでないかは、カウンセリングでの医師の判断に従うのが無難です。

その他の注意事項
通常、数ヶ月から半年の間に骨の連結部分は融合しますが、その箇所で骨髄炎や骨髄炎などの破裂が起こると、融合の遅延や合併症の可能性があります。骨の連結部分は約2週間で骨の一体化が進行し、ある程度しっかりしてきます。しかし、前歯で食べ物を強く噛むと接続部が動く可能性があるため、術後6ヶ月間は食事の際気をつけるようにしてください

以上、下顎セットバックについて一通り言及してみました

※上記は寄稿記事であり管理人はその内容を肯定・否定する立場にありません

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