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ルフォーⅠ型骨切り術

<神奈川・40代・元美容外科勤務>
中顔面の短縮について

中顔面が長い場合、どことなくのっぺりとした締まりのない顔になりますが、中顔面を短縮することは技術的に難しいと一般的に言われています。顔の中央に鼻というパーツが位置していることが最大の原因です。
骨格のみを考慮した場合、中顔面は上顎骨の眼窩下縁から梨状口の下端に至る範囲のため、にあり、ルフォーⅠ型骨切り術を行い上顎骨を上向きに移動させることで骨格的に短縮することは十分可能です。問題は、顔の表面に付属する鼻や上唇などの軟部組織が骨格の短縮によってどのように変化するかです。
中顔面が長い場合、元々鼻先が上向きで鼻の穴が正面から見えることが多いです。そのようなケースでは、鼻柱基部を前鼻棘に縫いあわせ、さらに鼻柱鼻翼挙上術を同時に行えば、鼻の長さは短くすることができます。さらに、鼻柱の基部を前鼻棘に縫うことによって、上唇を引き上げる効果も起こりますので、笑ったときに歯が現れなくなるリスクを減らすことができます。上唇をさらに持ち上げたい場合は、鼻下長短縮術もやる必要があります。

ルフォーⅠ型(Le FortⅠ型)骨切り術単独では、上顎の移動は約2mm程度限界です。上方への動きに制限される。上顎をさらに上に動かして中顔面を短くする場合は、SSRO(下顎枝矢状分割法)またはIVRO(下顎枝垂直骨切り術)を行い、下顎を上顎と一緒に上に動かさないといけません。上顎だけを上に動かすと、正常な噛み合わせが失われてしまうおそれがあります。

鼻が元から少し曲がっていると、短縮時に鼻の曲がりが目立つようになります。鼻骨骨切りで斜めの鼻を矯正することができます。
また、中顔面を短くするときの注意点としては、鼻が真っ直ぐではなく、眉間から鼻先に向かって左右に湾曲している人は、鼻が一層湾曲して見えるようになります。手術前ならはっきりとは斜め鼻とわからなくても、手術後にはっきりわかるようになります。
したがって、わずかな斜鼻であったとしても、同時に鼻骨内側および外側骨切り術を行い斜鼻修正する必要がでてきます。

手術の方法

1. ルフォーⅠ型骨切り術
ルフォーⅠ型骨切り術は、上顎をあらゆる方向に動かすことができる施術ですが、動かせる範囲は解剖学的および生理学的に制限されており、かつ個人差があります。例えば下顎を上に動かすと鼻腔が狭くなりますので、あまりにも上げると鼻呼吸ができなくなります。一方後ろへ動かすとそれだけ気道が狭まるので、後方へ下げすぎると鼻の通りが悪くなったり、いびきがひどくなったりもします。このような生理学的機能を考慮したうえで、上顎の移動量を決定します。
最初に上唇と上歯肉の境界付近で切開し、骨切りが行われる領域に上顎を露出させ、次にサジタルソーおよび往復鋸で骨切りを行います。そして上顎骨を動かせるようになったら、あらかじめ決めておいた位置に動かしチタンプレートで固定します。

2.鼻柱鼻翼挙上術
これは、ルフォーⅠ型骨切り術により前鼻棘を上方に動かした後、鼻柱基部および鼻翼を上げるための手順です。鼻翼の一部分と鼻腔の内側に切開跡ができますが、時間の経過とともに次第に目立たなくなりますので心配はいりません。

3.鼻下長短縮
ルフォーⅠ型骨切り術を行った後、上唇により前歯が見えにくくなった場合に適用されます。個人差がありますが、鼻の下の長さを約5mmまで減らすことが可能です。鼻柱基部および鼻翼の一部および鼻腔の内部に傷跡ができますが、手術後の経過とともに目立たなくなります

※上記「ルフォーⅠ型骨切り術」は寄稿記事であり、管理人はその内容を肯定・否定する立場にありません

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